「院長の独り言」年度別

「院長の独り言」を時系列でご紹介しています。鍼灸・東洋医学に対してもっと身近に感じていただこうと、一般の方にわかりやすく鍼灸・東洋医学にまつわるトピックを中心にお届けします。民間薬草や健康食材にまつわる話、鍼灸・東洋医学・健康に関する一般書などもあわせてご紹介いたします。

「院長の独り言」年度別

2006年1月~6月の「院長の独り言」

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チャングム大研究(2006年6月)

久しぶりにチャングムの話です。

NHKドラマ「チャングムの誓い」も後半になり医学を学んだチャングムが医女試験に受かるかどうかというところまで来ました。 東洋医学の話も数多く出て来てこれからのチャングムが大変楽しみですね。

そんなチャングムファンの人はもう知っているでしょうが、明日6月24日(土)に、NHK総合15:05から15:50まで「チャングム大研究」という番組をやります。

私もビデオで録画して観ようと思っています。

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東洋医学で六月病を考える(2006年6月)

六月ももう半ばになりましたが、皆さんは六月病って知っていますか?

五月病は皆さん知ってらっしゃると思いますが、大学に入りたての学生などに五月ごろに見られる症状です。

六月病も同じものなのですが、新社会人などは新人研修が終わって実際の仕事をはじめた後の六月ごろに症状が出ることが多いため六月病とも呼ばれています。

五月病、六月病どちらも西洋医学では適応障害といい、実際は五月六月に限らずどの時期でも環境が大きく変わるなどのストレスによってなります。

症状としては、なんとなく気が滅入って無気力、何をするにも面倒で億劫、興味や関心がわかない、思考力や判断力がもてない、不安や焦りを感じる、イライラする、強い疲労感、朝起きられない、食欲不振、嘔気、便秘、下痢、腹痛、不眠、頭痛、めまい、動悸などです。

六月病は東洋医学でもストレスが原因と考え、簡単にいうと肝の臓と脾の臓の機能障害と考えます。

(ちなみに、東洋医学の肝の臓、脾の臓と西洋医学の肝臓、脾臓とは同じものではありません。)

鍼灸や漢方などの東洋医学での治療によって五月病、六月病などの適応障害も改善されますのでお悩みの方は一度試されてはいかがでしょうか。

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札幌市のおいしいお蕎麦屋さん(2006年6月)

今回は、私がたまに行くお蕎麦屋さんのご紹介をいたします。

☆「板そば なみ喜」

板そばとは、山形県の郷土そばで代表的な田舎そばの一つだそうです。普通のせいろではなく細長い容器に盛られてそばが出てきます。

●住所:札幌市北区北24条西13、電話:011-746-0156

☆「入福そば」

ここも田舎そばです。値段も手頃ですが午後3時までなのが残念です。

●住所:札幌市中央区北5条西14、電話:011-261-0641

☆「志の家」

ここは更科のそば屋です。私は田舎そばのほうが好きなのですが更科そばを食べたくなるとよくここに行きます。

●住所:札幌市中央区南2西12、電話:011-281-1045

皆さんも、どこかよいお蕎麦屋さんがあったら教えて下さい。

板そば なみ喜板そば なみ喜のせいろ
板そば なみ喜板そば なみ喜のせいろ
入福そば志の家
入福そば志の家

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紫河車 ~胎盤が漢方薬に~(2006年5月)

皆さん、「紫河車」って知ってます?

紫河車は漢方薬で使う生薬なのですが、実は胎盤のことなんです。

ちょとグロテスクに思われるかもしれませんが、胎盤は現代医学でもプラセンタ(胎盤エキス)として使われ細胞賦活・免疫賦活・抗炎症・抗アレルギーなど様々な効果が確認されています。

紫河車という名前ですがこれは仙道(気功の大もと)の修行法の一つの名です。つまり、その修行をしたのと同じくらい効果があるということでその名がついたのでしょう。

個人的に面白いと思ったのは、中国の薬草の本である本草綱目(ほんぞうこうもく)によると別名が、胎衣・混沌衣・佛袈裟・仙人衣などと書かれていることです。

胎衣は胎つまり胎児を包む衣(胎盤)という意味です。

そうすると混沌衣は混沌の衣つまり赤ちゃんが混沌ということですね。 赤ちゃんが混沌ということはもっといえば、人間の存在そのものが混沌ということでしょう。

矛盾を含んだ人間の存在そのものが混沌である。

意味深いですよね~。

また佛袈裟は佛(仏)の袈裟(衣)であるという意味ですし、仙人衣も同じように仙人の衣という意味です。

すべてのものに仏性あり。

人は生まれながらにして仏であり仙人であるということでしょう。

こんなところにも、中国思想の一端が窺えて面白いですね。

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東洋医学でも使う蒲公英(たんぽぽ)(2006年5月)

発寒川沿いのたんぽぽ01 発寒川沿いのたんぽぽ02
発寒川沿いのたんぽぽ03 (平成18年5月11日、撮影場所:発寒川沿い、撮影:福田)

近所の発寒川沿いを歩いているとたんぽぽが咲いていました。

たんぽぽは英語ではdandelionといい、葉がライオン(lion)の歯(dande)の形をしているところからその名がついたそうです。

ヨーロッパでは葉をサラダにしたり、また根をコーヒーの代わりにすることもあります。

たんぽぽは漢字では蒲公英と書きます。

東洋医学でも字は同じ蒲公英と書きますが呼び方が異なり「ほこうえい」と呼びます。

たんぽぽは東洋医学では清熱解毒(せいねつげどく)、消腫散結(しょうしゅさんけつ)、清利湿熱(せいりしつねつ)、清利湿熱(せいりしつねつ)などの働きがあります。

簡単にいうと体のなかの熱を鎮め水分代謝を良くするといったところでしょうか。

身近な野草も漢方薬として使われている大切なものなんですね。

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東洋医学の重要な診断法「脈診」について(2006年4月)

東洋医学の重要な診断法の1つに脈診があります。

中国や日本の伝奇小説や古典などを読むと東洋医学の医者が(昔は西洋医学はないので皆東洋医学なのですが)患者の脈を診るだけで患者のすべてが解かるという話がでてきます。

もっとすごいのになると、脈を診て天変地異を予言したりという話まででてきます。

多くは小説の類の話ですが実際にあった昔の名人の伝説的な話も秘伝書を通していくつかは現在まで残っています。

このように古来から東洋の文化のなかで脈というものの位置づけが他の診断法(問診、舌診、腹診など)とは明らかに異なっていました。

その要因として特に中国において患者の肌に直接触れるということが特に貴人(身分の高い人)に対して行いにくかったという文化的側面から脈診という診断法が重んじられたということもあるでしょう。

しかし私はもっと大きな要因として東洋の気の思想があると思います。

気の思想とは簡単にいうと、世界は目に見えるものと目に見えないものから成り立ち、目にはっきりとは見えない何か(気)が世界を動かしている中心であるというものです。

昔の人にとって脈というものは、はっきりとは目に見えないけれども感じることのできる何かだったのでしょう。

ですから、脈というものが生命の本質である気を直接的に表していると考え、脈診という診断法が他の診断法とは異なる位置づけを与えられていたのだと思います。

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再び恬淡虚無(てんたんきょむ)(2006年4月)

恬淡虚無(てんたんきょむ)の一つ一つの漢字を調べてみました。

恬は、やすらか。平然として落ち着いている。平気でいる。しずか。うすい。起伏が無く落ち着いている。しずかな心。などの意味があります。 恬は心(意味)+舌(音・意味)から成り立ち、舌の平らな面のようにペッタリと落ち着いた心ということからできた会意兼形声文字です。

ちなみに会意文字とはその漢字が二つ以上の意味を表す漢字からできているということです。

形声文字とはその漢字が意味を表す部分と音を表す部分の二つからできているということです。

会意兼形声文字とはその二つが合わさった文字ということです。

淡は、あわい。うすい。刺激が無いさま。色や味がうすいさま。あっさりしたさま。あっさりとしたもの。欲望がうすいさま。などの意味があります。

淡は水(意味)+炎(音)から成り立ち、静かに安定していて刺激がないことからできた形声文字です。

水と炎の組み合わせというのも面白いですね。炎は音のみで意味は関係ないのですが、燃え盛る炎を水で消しているのかなと想像してみるのも面白いです。

虚は、むなしい。くぼんで中があいているさま。転じて中身がなくうつろであるさま。から。むなしくする。うつろにする。からにする。いつわり。中身がうつろな。実質がともなわないさま。などの意味があります。

虚は丘の原字(両側に丘があり中央にくぼんだ空地があるさま)+コ(音)から成り立ち、くぼんでなかがうつろなさまからできた形声文字です。

無は、ない。形や姿がない。物や事がらが存在しない。なかれ。ないこと。老子や荘子の考えで、現実の現象以前のもので有を生み出すもとになるもの。などの意味があります。

無の甲骨文字は人が両手に飾りを持って舞うさまで、後の舞の原字でもある。無は亡(ない:意味)+舞の略体(音・意味)からなる会意兼形声文字で蕪(茂って見えない)や舞(ない物を神に求めようとして神楽をまう)などと同系のことばで見えなくないものです。

ここで、虚や無と同じように東洋思想でよく使われる空についても調べてみました。

空は、むなしい。穴があいている。中に何もなくつきぬけている。からっぽ。うつろ。そら。おおぞら。地上のなにもないくうかん。仏教で意識(色相)をこえてすべてをゼロとみなす悟りの境地。いっさいのものは因縁によって生じるもので不変の実体はないという仏教の根本原理の1つ。などの意味があります。

空は穴(意味)+工(音・意味:つきぬく)から成り立ち、つきぬけて穴があき中に何もないことを示す会意兼形声文字です。

空とか無とか虚とかは一見すると同じような意味ですが、元々のイメージでは、空、虚、無それぞれ微妙なニュアンスの違いがあります。

このような漢字の微妙な違いを知ることは東洋医学・東洋思想を知るうえで必要なことだと思いますし、また楽しいことでもありますね。

参考文献:漢和大字典 藤堂明保 学習研究社

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恬淡虚無(てんたんきょむ)(2006年3月)

現代はストレス社会といわれて久しいですが、現代社会に生きる私達は何らかの形でストレスを受けています。

いうまでもないことですが、ストレスが身体に及ぼす影響には大きなものがあります。

東洋医学のバイブルである『黄帝内経』(こうていだいけい)のなかにもこのことは書かれています。

「恬淡虚無(てんたんきょむ)なれば、真気これに従い、精神内に守らば、病いずくんぞ従い来たらん。」ということばがそれです。

簡単にいうと、恬淡虚無(てんたんきょむ)は「あっさりして物事にこだわらないこと」であり、そうすれば真気(自然治癒力)は良く働きます。このように精神が安定していれば病気になることはありません、ということです。

二千年も前から東洋医学はストレスと身体、心と身体について知っていたんですね。

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ポラリスのユニオン(2006年3月)

先日、久し振りにCDを買いました。

私は音楽に関しては普段はあまり聴きません。 そんな私ですのでCDはめったに買いません。

よくよく考えてみるとCDを買ったのは4年半ぶりでした。

買ったのは、Polaris の『Union』。

このCDは、マッタリしたいときにイイデスよ。

この頃はいつもこのCDを聴いてマッタリしています。

でも、マッタリしすぎてブログがあんまり書けないのが難点です。

ちなみに、4年半前に買ったのは郁恵ちゃんのCDです。

「夏のお嬢さん」ではないですよ。

郁恵ちゃんといっても朝崎郁恵さんといって奄美島歌を歌っている方です。

その方の「うたばうたゆん」というCDです。

奄美島歌は沖縄の島歌とは、またちょっと違うんですよね。

このCDは、魂に響くような本当に良い一枚です。

皆さんは、どんな音楽を聴かれるのでしょうか?

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つうしん 面(おもて)(2006年3月)

先日、『つうしん 面(おもて)』というフリーペーパーを読みました。

友人から教えてもらい読んだのですが面白いペーパーでした。(名前も面ですし。)

ペーパーの形も変わっていて一瞬読み方が解からず戸惑いましたが、これもアートな遊び心ですよね。

『つうしん 面』とは「問う人、作る人をつなぐ」を合言葉に、学問とアートに積極的に関わっている人、十数名からなる<面>ペンクラブが発行する、札幌発・不定期刊のフリーパーパーで、毎回、色んなジャンルの人が、日々の随想やお気に入りのモノゴトなどについて書いているそうです。

『つうしん 面』は、まだあまり出回っていないみたいですが、本や音楽などの紹介もあり、扇子(センス?!)のよさが光るフリーペーパーです。

札幌発というところがイイデスよね。

興味のある方は読まれてみては。

☆『つうしん 面』 お問い合わせ Email:omote@art.707.to

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映画『単騎、千里を走る。』(2006年3月)

先日、映画『単騎、千里を走る。』を観にいきました。

さすが、高倉健さんです。 存在だけで絵になるというのはああいうことをいうのでしょうね~。

昔、高倉健がラジオの番組で、役者にとって一番大切なのはその人のまわりからから出ている「何か」なんだというようなことをいっていましたがそれを地でやっていますね。

あと驚いたのですが、中国側の出演者はみんな役者ではなく素人なんですよね。 演技をしたことの無い素人があれだけの感動を生み出すことができる。 演技っていったい何なんでしょうね。 たんなるテクニックではない「何か」があるのでしょうね。

でもまあ、なんだかんだ謂ってもこの映画は健さんの一言に尽きます。

物語中、早く日本に帰れば良かったのに、でもそれが出来ないのが健さんですよね。 (役名は高田ですが) 不器用に、今自分がしていること、しなければならないと思うことを、不器用にするだけ。

鉄道員(ぽっぽや)』でも妻や娘が死んだ日も鉄道員として生きる。 初期の頃の仁侠映画でも最後になにもそんな事しなくてもと思うのに、そうせざるえない。 まさに高倉健ワールドですよね。

でも、それでいいんですよね。健さんは、健さんのまま。

上手く生きれない、でもそのときの自分に誠実に生きる。あるがまま、あるがまま。それが、健さん。

物語では、そんな健さんと中国の人達との間に暖かい交流が生まれる。

本当なら単なる1人の日本人旅行者のはずだった。中国の人達とあんな交流は生まれないはずです。

健さんだから現地の中国の人達と共鳴し合ったのでしょう。健さんが単騎で千里を走り、大きな愛を生み出した。

その根源は、不器用ではあるけれども誠実な真心なのでしょう。

現代はとかく上手く生きることばかりが重視されます。

へたをすると、ライブドアや耐震偽装の問題のように上手く生きる為には、誠実さや真心は要らないという風潮です。

こんな世の中だからこそ。

健さんよ、永遠なれ。

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桃(2006年3月)

3月3日は桃の節句(ひな祭り)ですね。ということで、今回は桃についてお話します。

桃は昔から長寿のシンボルであり、中国では桃符(とうふ)といって桃の木から作った魔除けもあるように、魔よけ・厄除けのシンボルでもありました。

そう考えると、鬼を退治した桃太郎が、栗太郎柿太郎ましてや葉加瀬太郎でなかったのも理解できます(笑)

また孫悟空が岩に閉じ込められたのは崑崙山(こんろんさん)で西王母の不老長寿の桃を勝手に食べたためでした。

そのような桃は漢方薬でもよく使われ、特に桃仁(トウニン)といって桃の種の殻を割った中の種を使います。

桃仁は、女性の血の道症(現代の更年期障害など)などの婦人病や便秘などによく使われます。

また、桃の果肉は顔の色つやを良くし、肺の働きを高める働きがあります。

桃の葉は昔からあせもやおできなどの皮膚疾患に入浴剤として使われました。現在でも桃の葉エキス入りの入浴剤があります。

身近な桃にも色んな働きがあるんですね。

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堀田清写真展「植物エネルギー」をみて(2006年2月)

友人のIさんに教えてもらった堀田 清さんの写真展を見に行きました。 3月1日までということで、ギリギリ見に行けました。

素晴らしかったです。

テーマのごとく、植物からエネルギーを貰えるような個展でした。

堀田さんは北海道医療大学薬学部の助教授であり薬用植物を研究されています。 その研究の傍ら植物の写真を撮っていらっしゃるそうです。

堀田さんはもともと有機化学の研究をされていたそうですが、下血などの身体の不調を西洋薬でごまかしながらの研究生活に疑問をもちそれまでの仕事をやめ現在の仕事に就いたそうです。

今回の写真展がはじめての個展だそうで、トークショーも行われたそうですが残念ながらそれには参加できませんでした。

写真の多くは北海道医療大学の付属の植物園内の植物でした。 なかには延胡索(エンゴサク)、千振(センブリ)などの漢方薬の写真もいくつかありました。

私は東洋医学が専門ではありますが、鍼灸が中心なのであまり実際に薬草を見たり触れたりする機会がありません。 今度は是非、北海道医療大学の植物園に行ってみたいと思いました。

☆堀田 清 写真展「植物エネルギー」

場所:札幌市中央区北2西4 フジフォトサロン札幌
電話:011-241-7366
期間:~3月1日まで

北海道医療大学附属薬用植物園&北方系生態観察園

場所:北海道石狩郡当別町金沢1757
連絡先TEL:01332-3-3791(北海道医療大学薬学部生薬学教室 関崎さんまで)
または01332-3-1211 内線2163(北海道医療大学 学務部薬学課まで)
交通:JR学園都市線 北海道医療大学駅から徒歩5分
開園時間:平日の午前9時~午後5時
休園日:原則土、日、祝日、年末年始、8月中旬。
入園無料
※見学希望の方は事前にご連絡を。

社団法人 日本植物園協会

2005年11月現在、日本の代表的植物園の126園が加入している協会です。全国の植物園の紹介ページもありますので、植物園に興味のある方はご覧ください。

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足湯な居酒屋(2006年2月)

最近、来院されている患者さんからお聞きしたのですが、札幌すすきのに足湯しながらお酒が飲める居酒屋があるそうです。

足湯に入れる居酒屋なんて面白いですね~。

足湯は流行っているのですね。 今年の札幌雪祭り会場にも足湯できる休憩場がありました。

ちなみに足湯ができるそのお店は、「北のダイニング 活魚 祭祭 すすきの店」。 昨年の2005年11月にオープンしたということです。 足湯が出来る足湯付き個室は8部屋ということで予約がないとなかなか入れないみたいですよ。

私はまだ行ったことはありませんが、一度行ってみたいですね。

でも、お酒を飲んで血行がただでさえ良くなっているのに、そのうえに足湯とは。

身体には、あまり・・・・・・

という気がしますが、新物好き、面白物好きな方は一度行かれてみては?

☆北のダイニング 活魚 祭祭 すすきの店 札幌市中央区南5条西2丁目 オークラビル7階 電話:011-562-3131

ぐるなび北海道版に載っているので、ちょっと引用を。 「ぐるなび 北のダイニング 活魚 祭祭」 http://r.gnavi.co.jp/h083701/

2005.11.7 北海ダイニング祭祭グランドオープン!! 04’7.7に博多で産声を上げた焼酎スタジアム祭祭を皮切りに、祭祭シリーズ第5弾ついにすすきのに登場!!北海&九州の幸が詰まった生簀と博多の技ありで、すすきのに祭祭旋風が巻き起こること間違いなし!すでに、今までの祭祭をインターネットでご存知の方も今度の祭祭は見逃せない!博多中洲の祭祭で話題沸騰の足湯の個室が、すすきの店で8部屋にバージョンアップして登場!!これからの季節、足湯に浸かって癒されながら“ゆるゆると”雪景色と共にまったりと過ごしませう。

☆「居酒屋の常識を超えた居酒屋」「店舗の数だけ感動がある居酒屋」「何よりも旨いにこだわった居酒屋」というキャッチフレーズのおしゃれな居酒屋「祭祭」のホームページはこちらです。

「祭祭 -焼酎スタジアム- -博多ダイニング-」 http://www.saisai.biz/

☆北海道内で、「足湯」の入れる病院があるそうです。

太玄堂鍼灸院内にも、「足湯」が入れる設備を入れたいところですが、なにぶんまだ手狭でして・・・・・・ 北海道温泉について書いてあるブログなので、温泉に関心がある方はご覧になってはいかが? 同じ道内なので、親近感がわきました。

『GREEN WING』さんのブログ 「病院で足湯に入れますニュース」

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世界遺産 大アンコールワット展(2006年2月)

先日、「世界遺産 大アンコールワット展」を見に行きました。世界遺産 大アンコールワット展

実は札幌雪祭りを見に行った時にアンコールワットの氷像がありました。

素晴らしいなと思って見ていると近くの丸井今井百貨店でアンコールワット展をやっているとのこと。丸井さんの戦略にまんまと乗せられ(?!)見に行きました。

アンコールワットは現在のカンボジアにあります。

12世紀前半にクメール人が建造した寺院で仏教とヒンズー教との影響を大きく受けているそうです。

アンコールワットは130年ほど前にフランス人の学者が再発見するまでは密林の奥にずっと眠り続けていました。

展示はそのアンコールワットにあった仏像、仏像といっても仏教だけでなくヒンズー教の像もありました。

仏像というのも面白いものでその地域によって異なります。例えば、ガンダーラの仏像などはヨーロッパの影響を受けていたため日本や中国と比べるとギリシヤ彫刻のような仏像です。

アンコールワットの仏像は白毫相(びゃくごうそう)※1が無いなど独自の部分もありますが、インドの影響、特にヒンズー教の影響がかなり大きいように思いました。

ガルダやハヌマーンなどの像もかなりありました。

私は個人的には神社仏閣などの歴史的建造物や仏像など内容は解かりませんが見るのはわりと好きなんです。なんとなく落ち着くんですよね。

奈良に居たときも東大寺や春日大社などにたまに行ったりしました。

皆さんは仏像や神社仏閣に興味ありますか?

☆「世界遺産 大アンコールワット展」

開催:2006年 1月26(木)~2月19日(日)
時間:10:00~19:00
場所:丸井今井百貨店 札幌大通館 9階催事場
入場料:一般 1200円。高校・大学生 1000円。小・中学生 800円
電話:011-205-1151

※1白毫(びゃくごう)

仏の眉間にあるという白い毛。光を放つといわれ、仏像では水晶などをはめてこれを表す。仏の三十二相の一として、眉間白毫相と呼ぶ。 (広辞苑より引用)

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漢方資料館 草木庵(2006年2月)

昨年のことですが、友人に連れられて「漢方資料館 草木庵」に行きました。

場所は札幌の平岸で、生薬の標本が六百五十種二千五百数点が展示されています。 今では貴重な熊胆(くまのい)や自然の人参や一角などがあり、その他医心方、本草図譜、千金方などの書籍も展示されていました。

北海道にこのような資料館があるとは知りませんでしたし、こういう資料館があるということは大変素晴らしいことです。 しかも、この資料館は無料で入館ができます。

漢方薬でどんなものが使われているか、実際に原材料である生薬の実物を見るとまた違った感じがしますね。

東洋医学に興味がある人は一度行かれてみてはいかがでしょうか?

☆漢方資料館 草木庵

住所:北海道札幌市豊平区平岸2-5-2-4
電話:011-831-6222
開館時間:10:00~16:00 (土日祝休み)
※事前に電話での予約が必要です。

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暦と自然のリズム(2006年1月)

昨日、2006年1月29日が旧正月でした。 旧暦では昨日から新しい年というわけですね。

暦というのも難しいですね。

新暦と旧暦では当然年の変わり目は違いますが、占いなどでは立春(2月4日頃)を年の境としますし、天の自然の運行と人体の関係を考えた運気論というものがあるのですがそれでは大寒(1月20日頃)を年の境とします。

暦は何故生まれたのでしょうか?

農耕を行う為ということでもあるのですが、私が思うに基本的に天人相関という考えがあって、人や植物、動物が天の自然の運行と関係している。だから人が自然のリズムに合わせて生きれるように暦を作ったのだと思います。

東洋医学のバイブル、黄帝内経ではそれぞれの季節による生活の仕方が書かれています。

ですから、自然のリズムに合った生活をしなければいけないということですね。

自然のリズムでよく耳にするのは月のリズムに犯罪や出産が関係しているということです。

満月の日に犯罪が多いといわれています。面白いことに気の狂ったという意味のルナテックという単語のルナは月という意味です。また新月や満月のときに出産が多いともいわれています。

暦を考えるうえで複雑なのは月のリズムだけではなく太陽のリズムなどもありそれぞれが異なるリズムで運行しているということです。

ですから、天の自然の運行のリズムを記述しようとしたら複雑にならざるえないのですね。

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もうすぐ節分ですね(2006年1月)

もうすぐ節分ですね。皆さんは節分って何だか知っていますか?

節分は元々季節を分けることを意味し立春、立夏、立秋、立冬の前の日のことです。節分が特に立春の前の日を意味するようになったのは、昔は冬から春の境である立春から新しい年が始まると考えられていたからです。ちなみに四柱推命などの占いでも立春からその年の始まりとし立春まえは前の年として計算します。

節分といえば豆まきですが、元々は「追儺(ついな)」と呼び中国から伝わった風習のようで、疾病などをもたらす悪い鬼を追い払う儀式で文武天皇のとき慶雲3年(706年)に宮中で初めて行われたそうです。

皆さんご存知のように節分のこの日は炒った豆を年神に供えた後その豆を年男が「鬼は外、福は内」と声を出しながら豆を蒔きます。このとき蒔かれた豆を、自分の年の数または年の数より一つ多く食べて一年の無病息災を願います。

このように鬼たちにとっては節分はツライ1日でありますが、名字に「鬼」の字が付く家では「鬼は内、福は内」というそうです。

まあ~確かに、自分たちが家から追い出されたら大変ですよね。

また奈良県吉野、蔵王堂の節分会では「福は内、鬼も内」といい全国から追い出された鬼を救い仏門に帰依させる行事があります。 これぞ仏の慈悲。

京都の八坂神社では新しい年の福を持ってくる福鬼を迎えるという一般の豆まきとは逆の行事があります。この福鬼に頭をなでてもらうと一年の厄が免れるそうです。

鬼たちが聞いたら泣いて喜びそうですね。

ちなみに、節分の行事として、その年の恵方(えほう、良い方角)に向かって巻き寿司を食べる「恵方巻き」や「鰯(いわし)の頭も信心から」ということわざで有名な鰯の頭を柊(ひいらぎ)の小枝に刺して戸口に挿すという風習もあります。

節分といってもいろいろあって面白いですね。

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「宮廷女官 チャングムの誓い」をご存知ですか?(2006年1月)

みなさんは「宮廷女官 チャングムの誓い」をご覧になったことがあるでしょうか?

大変面白いので観たことのない人は是非観てほしいです。 NHK総合で毎週金曜日午後11時放送しています。全54話で次回1月20日(金曜日)が第14話になります。(昨年は土曜日の午後11時放送でした。)

物語は今から500年前の朝鮮王朝でヒロインのチャングムが母の遺志を継ぎ宮廷の女官となり、宮廷料理人の頂点を目指します。その後紆余曲折があり医女となったチャングムは多くの男性医師たちを退けて王の主治医となるというサクセスストーリーです。

チャングム(=長今)は実在の人物で朝鮮王朝第11代王中宗に仕えた女医として『朝鮮王朝実録』に載っているそうです。しかし、生没年や生い立ち、性格などについての記載は無く詳しいことは解かっていませんが、「余の体のことは女医(=チャングム)が知っている」という中宗の発言が記載されており、また「大長今(=偉大なる長今)」という名称が中宗から長今(チャングム)に与えられたことから当時非常に優れた人物で重用されていたようです。

ドラマ前半でチャングムが宮廷料理人として描かれていますがこれは保養食が上手に作れるならきっと料理も上手だっただろうという監督の憶測からのようです。でもこのお蔭でよりドラマチックな展開になっています。

チャングムのもう一つの見所は番組で出てくる宮廷料理や東洋医学などの文化的側面が忠実に再現されているということです。例えば鍼で使われるツボなどもそのような症状で実際に使われるようなツボが使われています。また庶民の生活や階級・身分制度など当時の文化を知ることが出来るという意味でも面白いです。

私は決してNHKの回し者ではありませんが(笑)、皆さん、是非「宮廷女官 チャングムの誓い」を観ましょう。

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2006年新年の抱負(2006年年始)

新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

太玄堂鍼灸院は2005年5月に開院しましたが、ご来院いただいている患者さんや支援していただいている方々など皆様のお蔭で無事に新年を迎えることが出来ました。本当にありがとうございました。

まだまだ至らぬ点の多い私ですが日々精進して学術の向上に努め、多くの方々の健康と幸福のお役にたちたいと思っています。

本年も当サイトならびに太玄堂鍼灸院を、どうぞよろしくお願いいたします。

また皆様にとって本年も良い年でありますよう、心よりお祈りいたします。

2006年1月1日 太玄堂鍼灸院 福田毅

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